
この記事でわかること
✓ 物語の始まりから、ジュニア編に至るまでの詳細なあらすじの流れ
✓ 主人公いのりとコーチ司を中心とした、登場人物たちの背景と関係性
✓ 師弟の絆やリアリティといった、単なるスポーツ漫画に留まらない作品の魅力
✓ 作者の驚きの創作背景や数々の受賞歴、アニメ化といった作品を取り巻く情報
「メダリスト あらすじ」と検索してこの記事にたどり着いたアナタ。
話題沸騰中のフィギュアスケート漫画『メダリスト』は、単なるスポーツ物語では語り尽くせない魅力に満ちています。
夢を追いかける少女とコーチの熱い絆、手に汗握る競技シーン、そして読者の心を掴んで離さない感動のストーリーの核心とは?
ここでは物語の始まりから最新の展開、主要登場人物、さらには作品が持つ奥深い魅力やアニメ情報まで、徹底的に解説します。

読み終える頃には、あなたもきっと『メダリスト』の世界に夢中になっているはずです。
漫画『メダリスト』のあらすじと登場人物
多くの方を魅了しているフィギュアスケート漫画『メダリスト』。その物語の核心であるあらすじと、個性豊かな登場人物たちについて、本章では以下のポイントに沿って詳しく解説していきます。
- 漫画『メダリスト』のあらすじと登場人物
- 本作はどんな内容?簡単なあらすじ(ネタバレなし)
- 主な登場人物(キャラクター)を紹介
- 巻ごとのあらすじ(ネタバレあり)
本作はどんな内容?簡単なあらすじ(ネタバレなし)
『メダリスト』は、漫画家つるまいかだ先生が手掛けるフィギュアスケート漫画です。
講談社の「月刊アフタヌーン」にて2020年から連載されており、次の表のように数々の漫画賞にも輝いた人気作品となっています。
受賞名 | 受賞年・部門 |
次にくるマンガ大賞2022 | コミックス部門 第1位 |
第68回 小学館漫画賞(2022年度) | 一般向け部門 |
第48回 講談社漫画賞(2024年) | 総合部門 |
マガデミー賞2022(結束いのりキャラクターとして) | 主演女優賞 |
運命の出会いと壮大な夢
物語の中心は、フィギュアスケートに強い憧れを抱きながらも、様々な事情から一歩を踏み出せずにいた小学5年生の少女「結束いのり」。
いのりの人生は、元アイスダンス選手でありながら夢破れ、進むべき道を見失っていた青年「明浦路司」との運命的な出会いによって大きく変わるのです。
司はいのりの内に秘められた、誰にも負けないスケートへの情熱と才能を見出し、彼女のコーチとなることを決意しました。
家庭の事情で練習すらままならなかった少女と、挫折を経験した青年コーチ。
そんなふたりが「オリンピックで金メダルを獲る」という壮大な夢を共有し、二人三脚で道を切り拓いていく挑戦の始まりが、この物語の大きな見どころとなっています。
主な登場人物(キャラクター)を紹介

『メダリスト』の物語を彩る、特に重要な登場人物たちをご紹介します。彼らの背景や関係性を知ることで、物語をより深く楽しむことができるでしょう。
結束 いのり(ゆいつか いのり)
本作の主人公で、物語は彼女が小学5年生の時に始まります。
内気で自分に自信が持てない性格ですが、フィギュアスケートに対しては誰よりも強い情熱と、類いまれな才能を秘めた少女です。

司との出会いをきっかけにスケーターとして、またひとりの人間として大きく成長を遂げていきます。
明浦路 司(あけうらじ つかさ)
いのりのコーチであり、もうひとりの主人公です。元アイスダンス選手で、全日本選手権への出場経験もありますが、夢半ばで引退した過去を持ちます。
指導者としては新米ながら自身の挫折経験があるからこそ、いのりの気持ちに深く寄り添い、二人三脚で金メダルを目指す情熱的な青年です。
狼嵜 光(かみさき ひかる)
いのりの最大のライバルであり、憧れの目標となる存在。いのりと同い年にして、年少クラス(ノービス)の絶対女王として君臨する天才少女です。
高難度のジャンプを次々と成功させる圧倒的な実力を持ち、いのりの前に大きな壁として立ちはだかります。
夜鷹 純(よだか じゅん)
物語の鍵を握る、伝説の元フィギュアスケート選手。
男子シングルのオリンピック金メダリストであり、出場した全ての大会で優勝したという記録を持ちながら、若くして謎の引退を遂げました。

現在は光の秘密のコーチを務めており、その存在が司やいのりの運命にも大きく影響を与えていきます。
巻ごとのあらすじ(ネタバレあり)

ここからは物語の核心に触れるため、未読の方はご注意ください。
師弟の出会いとノービス編序盤
物語の序盤(1巻〜5巻)では、スケートへの情熱を秘めた少女・いのりと、夢破れた青年・司の運命的な出会いを描きます。
司の指導のもと、いのりは驚異的なスピードで才能を開花させ、スケート連盟の級(バッジテスト)を次々と取得。

初めて出場した地方大会では、三家田涼佳(ミケ)といった好敵手としのぎを削り、見事優勝を果たしました。
そして絶対女王と呼ばれる天才少女・狼嵜光(かみさきひかる)という大きな目標を見つけ、彼女の背中を追いかけ始めます。
この時期は師弟の信頼関係を固め、いのりがひとりの競技者として覚醒していく重要な助走期間といえるでしょう。
全日本の舞台とライバルとの激闘
物語の中盤(6巻〜9巻)で、戦いの舞台は全国へと進みます。
目標としていた全日本ノービス(年少クラスの全国大会)への出場権をかけた中部ブロック大会で、いのりは卓越した表現力を武器に優勝しました。
そしてついに全日本ノービス選手権で、憧れであり最大のライバルである狼嵜光との直接対決を迎えるのです。

光が完璧な演技で他を圧倒する中、いのりは練習を重ねた4回転サルコウという大技で果敢に挑みます。
結果として表彰台には一歩届きませんでした。しかしその魂のこもった滑りは多くの人々の心を打ち、いのりの存在を全国に知らしめる大きな一歩となりました。
新たなステージ、ジュニア編へ
そしてジュニア編(10巻〜)では、中学生になったいのりが、その実力を評価され日本スケート連盟の強化選手に選出されます。
より高いレベルのジュニアへと戦いの場を移し、初めての国際試合「ジュニアグランプリシリーズ」に挑戦。世界の強豪たちの実力を肌で感じながら、身体の成長という新たな壁とも向き合っていきます。
一方でライバルの光が、コーチの事情で東京のクラブへ移籍するなど、物語は新たな局面を迎えました。2025年5月現在、物語は全日本ジュニア選手権へと向かい、さらに熱を帯びています。
『メダリスト』あらすじが人気の理由と魅力
🎉HAPPY BIRTHDAY 結束いのり🍤❄️🏅
— 漫画「メダリスト」⛸🏅 (@medalist_AFT) April 16, 2024
本日4月16日は「メダリスト」の主人公:結束いのり(ゆいつかいのり)の誕生日です!🪱
衣装は最新話で登場するジュニアSPのものです⛸❄️
(つるまいかだ)#漫画メダリスト#メダリストアニメ化 pic.twitter.com/tmSehKyjZv
『メダリスト』の壮大な物語のあらすじをご紹介しました。
では、なぜこの物語はこれほどまでに読者の心を掴み、熱狂的な人気を博しているのでしょうか。
この章では作品のもつ様々な魅力から話題の背景、アニメの最新情報、ファンの皆様の声に至るまで、以下のポイントで深掘りします。
- メダリストの魅力・見どころ|作者がやばい!
- アニメ『メダリスト』最新情報まとめ
- 読者・視聴者の感想・評価
- 『メダリスト』購読・視聴情報|お得に見よう
- 『メダリスト』に関するQ&A
メダリストの魅力・見どころ|作者がやばい!
『メダリスト』の魅力の核心に迫る上で欠かせないのが、「作者がやばい」とまで言われる、その創作背景にある凄まじい熱量です。

実は作者のつるまいかだ先生は、主人公いのり役の声優・春瀬なつみさんの熱烈なファンでした。
「いつか自分の作品で春瀬さんに主演を」というひとつの強い想いを実現するために漫画家を志し、見事にその夢を叶えたのです。
この「リアルバクマン」とも呼ばれる、もはや伝説的なエピソードこそが、作品全体を貫く圧倒的な引力の源泉となっています。
圧倒的なリアリティと魂のこもった画力
その熱量は作品の隅々にまで行き渡る、「リアリティ」と「画力」に昇華されています。
作者は自らスケート教室に通い、練習中に複雑骨折を負うほどの徹底した取材を敢行しました。
だからこそ作中で描かれる華麗な演技だけでなく、競技にかかる莫大な費用や精神的なプレッシャーも描かれています。
怪我のリスクといったフィギュアスケートの光と影の描写が、真に迫る説得力を持つのです。
そしてキャラクターの感情が爆発する瞬間の表情、勝負に挑む力強い眼差しには、まさに魂が宿っているかのよう。
静止画である漫画とは思えないほどの迫力が、読者を物語の世界へ深く引き込みます。
胸を打つ人間ドラマと師弟の絆
こうしたすべての要素が結実した先に、多くの読者の心を揺さぶる熱い「人間ドラマ」が生まれています。
夢破れた青年コーチ・司と才能を秘めた少女・いのり。ふたりが互いの欠けた部分を補い合いながら二人三脚で成長していく師弟の絆は、涙なしには語れません。
アーティストの米津玄師さんが自ら主題歌をオファーしたという事実も、本作が放つ特別な熱が多くの人の心を動かしている証拠といえるでしょう。

単なるスポーツ漫画ではなく、人生の応援歌のような感動が、この作品には満ちているのです。
アニメ『メダリスト』最新情報まとめ
原作漫画の熱量をそのままに、美しい映像と音楽で多くのファンを魅了したアニメ版『メダリスト』。
ここでは概要から放送情報、豪華な制作陣まで、アニメ版の気になる情報を分かりやすくご紹介します。
アニメのあらすじは?
アニメ版の物語は、原作漫画の序盤を忠実に描いています。
フィギュアスケートに強い憧れを抱きながらも、一歩を踏み出せずにいた少女・結束いのりと、夢破れた元選手・明浦路司。このふたりが運命的に出会い、コーチと選手として固い絆を結びます。
そして二人三脚で世界の頂点を目指し始める、感動的な物語の幕開けが丁寧に映像化されました。
放送はいつから?放送局はどこ?
アニメ第1期は、テレビ朝日系列全国24局ネットの「NUMAnimation」枠にて、2025年1月から3月にかけて放送されました。
BS朝日やCSテレ朝チャンネル1でも放送されたほか、ディズニープラスをはじめとする各種動画配信サービスでも視聴が可能です。

そして第1期の最終話放送直後には、待望の第2期制作決定が発表されました。
2025年5月26日現在、第2期の具体的な放送開始日や放送局についてはまだ発表されていませんが、ファンからの期待は高まるばかりです。
制作会社・主要キャスト(声優)
アニメーション制作は、丁寧な作画に定評のある「ENGI」が担当しています。
監督は山本靖貴氏、シリーズ構成・脚本は花田十輝氏が担当。そしてフィギュアスケートの振付は元オリンピック日本代表の鈴木明子氏が務めるなど、実力派のスタッフが集結しました。
主な登場人物の声を演じるキャスト(声優)は以下のとおりです。
- 結束いのり…春瀬なつみ
- 明浦路司…大塚剛央
- 狼嵜光…市ノ瀬加那
- 夜鷹純…内田雄馬
読者・視聴者の感想・評価

『メダリスト』は漫画読者とアニメ視聴者の双方から、非常に熱量の高い支持を受けています。
数々の漫画賞に輝いている事実が示すとおり、その評価は極めて高いもの。物語の核心である主人公たちのひたむきな努力や、司コーチとの師弟の絆には多くの反響があります。

特に「胸が熱くなる」「涙なしには読めない」といった感動の声が、もっとも多く寄せられているようです。
漫画・アニメそれぞれの評価と人気の広がり
漫画読者からは、つるまいかだ先生の「魂がこもっている」と評される卓越した画力が絶賛されています。
特にスケートシーンの躍動感やキャラクターの感情豊かな表情は、多くの読者を魅了してやみません。
2025年1月から放送されたアニメについても、3DCGを駆使した美しいスケートシーンの再現度や、キャラクターのイメージに合った声優陣の熱演が高く評価されました。

アーティストの米津玄師さんがファンを公言しており、その人気の輪は広がり続けています。
多様な視点からの共感
また本作の大きな特徴は、多様な視点からの共感を呼んでいる点にあります。
「フィギュアスケートに詳しくなくても楽しめた」という声はもちろんのこと、主人公いのりの成長を見守る親のような気持ちになる読者もいます。
加えて彼女を支える母親の葛藤に、自分を重ねる保護者世代の読者も少なくありません。
このように本作は、スポーツ漫画の枠を超えた普遍的な人間ドラマとして、幅広い層の心を掴んでいます。これこそが、本作が高く評価される理由なのでしょう。
『メダリスト』購読・視聴情報|お得に見よう

『メダリスト』を実際に読んでみたい、あるいはアニメで見てみたいという方のために、主な購読・視聴方法をご紹介します。
漫画で読みたい方
漫画は全国の書店やオンラインストアで単行本を購入できます。
また「コミックシーモア」やなど、主要な電子書籍サイトでも配信されており、スマートフォンやタブレットですぐに読むことが可能です。
コミックシーモアは、初回登録時の70%割引クーポンが利用できるため、お得に読み始めたい方には本サービスがオススメです。
アニメで見たい方
アニメ第1期は、「ディズニープラス」や「Netflix」、「ABEMA」をはじめとする多くの動画配信サービスで見放題配信されています。
ご自身の利用しているサービスで、ぜひ検索してみてください。
『メダリスト』に関するQ&A

これまで『メダリスト』の様々な魅力をご紹介してきましたが、最後に、特に多くの方が抱く疑問点について、Q&A形式でお答えします。作品への理解が深まれば、本作をさらに楽しめるはずです。
Q1. 漫画『メダリスト』は完結してる?
いいえ、2025年5月26日現在、漫画『メダリスト』は完結していません。講談社の「月刊アフタヌーン」にて、大人気連載中です。単行本は12巻まで刊行されています(2025年1月時点)。

最新13巻は2025年6月23日に発売予定です。
Q2. 登場人物に実在のモデルはいる?
作者のつるまいかだ先生によると、登場人物に特定の実在選手をモデルにしたキャラクターはいないとのことです。
これは物語の中での勝ち負けが、モデルとなった実在の選手に迷惑をかけてしまうことを避けるための配慮だと説明されています。
Q3. いのりは発達障害?なぜミミズが好きなの?
作中で、主人公いのりが発達障害であると明確に診断されている描写はありません。
ただ勉強が少し苦手であったり、好きなことに強く集中したりする特性から、読者の間では様々な考察がなされています。
またいのりがミミズを好きなのには、彼女の過去に由来する切実な理由があります。
物語の序盤、いのりは家庭の事情で正規に練習ができず、スケートリンクの受付担当者と「ミミズを捕まえてきてくれたら、お礼にリンクを使わせてあげる」という約束を交わしていました。
そのためミミズはいのりにとって、スケートをするための努力の証といえます。そして心を落ち着かせるお守りのようなm大切な存在でもあるのです。
Q4. 夜鷹純の息子、理凰(りお)くんは何歳?
こちらはよくある誤解のひとつなのですが、鴗鳥理凰(そにどりりおう)くんの父親は、夜鷹純(よだかじゅん)ではありません。
理凰くんの父親は、オリンピック銀メダリストで名門クラブのコーチを務める「鴗鳥慎一郎(そにどりしんいちろう)」です。
理凰くんは物語登場時、主人公のいのりと同じ小学5年生でした。
Q5. フィギュアスケートに詳しくなくても楽しめる?
はい、フィギュアスケートの知識がまったくなくても問題なく楽しめます。
作中では、技やルール、採点の仕組みなどが非常にわかりやすく解説されているため、物語を読み進めるうちに自然と競技の面白さが理解できるようになっています。
何よりも登場人物たちの成長や、師弟の絆といった普遍的な人間ドラマが中心なので、専門知識がなくても深く感情移入できるでしょう。
『メダリスト』のあらすじとポイントまとめ

フィギュアスケート漫画『メダリスト』のあらすじ、登場人物、そして多くの人々を惹きつける魅力の数々を詳しくご紹介しました。
夢を追いかけることの尊さ、人と人との絆の美しさが描かれたこの物語は、きっとあなたの心にも深く響くことでしょう。

まだ作品に触れたことがない方は、ぜひこの機会にいのりと司の輝かしい軌跡を追いかけてみてください。
それでは最後にポイントを箇条書きでまとめます
- 夢破れた青年コーチと遅咲きの少女が五輪の金メダルを目指す物語である
- 作者はつるまいかだ、講談社の『月刊アフタヌーン』で2020年から連載中
- 主人公は、スケートに異常なまでの執念を燃やす少女「結束いのり」
- もう一人の主人公は、挫折を経験した情熱的なコーチ「明浦路司」
- 物語はノービス編からジュニア編へと進み、いのりは着実に成長を遂げる
- 魅力の核心は、師弟の絆やライバルとの関係性を描く熱い人間ドラマ
- 作者が「推し声優」のために描いたという逸話が作品に特別な熱量を与える
- 作者自身の骨折経験もある徹底した取材が、描写のリアリティを支えている
- 数々の漫画賞を受賞し、著名人からも絶賛されるなど評価は非常に高い
- アニメ第1期は2025年3月に放送終了し、好評を受け第2期の制作が決定
- いのりがミミズを好きなのは、練習時間と交換していた過去の努力の証だから
- フィギュアスケートの知識がなくても、丁寧な解説とドラマ性で楽しめる
最後まで見ていただきありがとうございました。